メリットデメリットは?看護師が認知症ケアで感じること
看護師が認知症ケアを行っている所はたくさんあります。社会的に求められている認知症ケアができる看護師は現場でどのようなメリットやデメリットを感じているのでしょうか。
まず認知症ケアは、看護師なら一般的な介助をすることができます。
しかし、脳の病気は目に見えない部分でまだまだ未知な所も多いため高度の医療知識を必要としています。診療科目でいうと脳外科になりますが、認知症ケアの多くは高齢者ですので特別養護施設や介護施設などでも認知症ケアは役に立ちます。
看護師が認知症ケアについて感じるメリットは、患者に喜んでもらえているとわかった時です。認知症の最も一般的なアルツハイマー症は段階的に症状が変わり、本人の自覚がないまま進行していきます。自分がアルツハイマー症ということを受入れて、治療に励むまでのプロセスで看護師は患者の介助をしますが、その心理的変化が訪れ「ありがとう」と言われた瞬間は、なにものにも代え難い達成感と喜びがあると言います。
他にも、最も社会問題となっている認知症ケアに携わる事で高度な医療知識を身に着け、周りに求められている事が励みになっている看護師もいます。仕事内容は決して簡単なものではありませんが、「人を助ける」事にモチベーションを見いだせている看護師は認知症ケアでのメリットを感じることができるでしょう。
デメリットは、その重労働と報われないと感じてしまう期間です。病気が快方へ向かう時はいいのですが、時がたつにつれて症状がひどくなっていまうのを見るのがつらいという看護師もいます。看護ではメンタルケアがとても大切です。